- Blog記事一覧 -50代女性 10年来の「側弯症」と「腰痛」無痛バランス整体による改善症例
側弯症と言われ続けて・・・
最近は腰痛も本当にひどくて、このまま放っておいたらどうなってしまうんだろう」
そんな深い悩みを抱え、当院の扉を叩いてくださった50代の女性がいらっしゃいました。
長年の側弯症という構造的な不安に加え、日常生活に支障をきたす腰痛。
そして、「痛みのない生活を取り戻したい」「できることなら、曲がった背骨を綺麗にして、良い姿勢になりたい」ということでした。
もしあなたが今、この方と同じような不安や痛み、そして将来への焦りを抱えているなら、どうかこの記事を最後までお読みください。
当院の「無痛バランス整体」が、その複雑に絡み合ったお悩みにどのようにアプローチし、体が本来持つ素晴らしい力を取り戻していったのか。
今回は、その施術プロセスと驚きの変化を、詳しくご紹介します。
まず、お客様が今どのようなことにお困りで、どのような未来を望んでいらっしゃるのか、じっくりとお話を伺うことから始めます。
今回のお客様が抱えていらっしゃったお悩みは深刻なものでした。
10年以上前から「側弯症」を指摘されており、ご自身でも背骨の歪みを自覚されていました。
それに加え、ここ最近は特に腰痛が著しく悪化しており、「このまま放置すれば、背骨はもっと曲がり、痛みも強くなって
動けなくなるのではないか」という強い不安をお持ちでした。
そのお悩みの裏には、「この辛い腰痛さえ無くなれば」「側弯症が少しでも綺麗になり、スッと伸びた姿勢を取り戻したい」という、
健康な未来への強い理想がありました。
カウンセリングの後、お体の状態を客観的にチェックさせていただきました。
その結果は、お客様のお悩みを裏付けるものでした。
まず、立っていただいた姿勢を拝見すると、背骨が明らかに「S字状」のカーブを描いていました。
さらに、仰向けで検査を行うと、左右の脚の長さに明らかな違い(脚長差)があり、右脚が左脚よりも約3センチも短くなっていました。
これは、体の土台である骨盤が大きく歪み、傾いていることを示す決定的なサインです。
この土台の傾きは、腰や背中にも連鎖していました。鏡で見ていただくと、右の腰背部が不自然に凹んでいるのに対し、
左の腰背部は逆に膨隆(ぼこっと盛り上がっている状態)していました。
これは背骨がS字に曲がるだけでなく、体が強く「ねじれている」証拠です。
そして機能的な問題として、体を前に倒す動作(前屈)をしていただくと、腰に著明な疼痛、つまり非常に強い痛みが出現しました。
これらすべてが繋がり、お客様の辛い症状を引き起こしていたのです。
この複雑に絡み合った問題を解決するため、当院では痛みの出ている「腰」だけを揉んだり押したりする対症療法は行いません。
なぜなら、腰痛や側弯は「結果」であり、原因は他にあるからです。
体全体のバランスを「根本」から整える、文字通り「無痛」の整体を行っていきます。
今回の施術は、以下のステップで構成されています。まず最初に、体表に近い部分からアプローチし、筋肉と骨格の大きな
バランスの崩れを調整します。
次に、体の歪みが骨格だけでなく内臓の位置にも影響しているため、体の奥深くにある内臓やそれらを支える組織全般の緊張を解放していきます。
内側が整ったところで、全ての基本であり歪みの震源地である「土台=骨盤」と「柱=背骨」を、非常にソフトな手法で綺麗に調整し、
安定させます。
この土台が安定して初めて、他の部分が正しく機能し始めます。そこで、手足(四肢)や体幹、そしてそれらすべてを
コントロールする頭部に至るまで、全身の連動性を回復させる調整を行います。
全体が整ってきたところで、問題の核心であるS字カーブを描く背骨と、それを支える周囲の筋肉群のバランスを、
非常に精細な技術で微調整していきます。
そして、体液や神経の流れを司る「気血のエネルギー」の流れを調整し、体が本来持っている自然治癒力が最大限に
発揮されるよう導きます。
最後に、これら全ての調整が体全体として調和し、一つのユニットとして正しく機能するように、体全体の最終調整を行いました。
これらの施術はすべて、お客様がリラックスした状態で受けていただける、極めて優しいものです。
施術後、再度お体の状態を検査させていただきました。
施術前後の写真です。最初のお写真と比較すると、腰背部の左右の凹凸(膨らみと凹み)の差が減り、バランスが改善しているのが見られます。
お客様が最もお困りだった「前屈時の腰痛」が、消失しました。
痛みなくスムーズに体を前に倒せるようになりました。
構造的な変化も明らかでした。施術前に3センチもあった左右の脚長差は、検査するとピッタリと綺麗に整っていました。
これは、あれほど大きく傾いていた土台(骨盤)が、正しい位置に安定したことを示しています。
視覚的にも、背骨のS字状の曲がりは施術前より改善され、真っ直ぐなラインに近づきました。
そして、左右の腰背部のアンバランス(右の凹みと左の膨らみ)も、ねじれが解消に向かっていることが確認できました。
すべての検査結果を一緒に確認しながら、なぜ体がこのように変化したのかを丁寧にご説明しました。
「今回、あれほど辛かった腰の痛みが消えたのは、痛い腰そのものを強く揉んだからではありません。
あなたの痛みの本当の原因であった『骨盤の歪み』と『脚長差』が整ったことで、腰にかかっていた異常な負担が取り除かれたからです。」
「そして、10年来の側弯症が、たった一度の施術でこれほど大きく改善しました。これは、あなたの体が『もう歪まなくて良い状態』
になったこと、そして何より、あなた自身の体に『治る力(自然治癒力)』がしっかり残っていた証拠です。」
長年の側弯症や、「もう治らない」と諦めかけている慢性腰痛も、その原因は痛む場所にはありません。
体全体のバランスを整えれば、あなたの体は必ず変わる可能性を秘めています。
もし同じお悩みをお持ちなら、どうか一人で悩まず、当院にご相談ください。