• 手首の小指側が痛み、物をひねる・持つ動作がつらい

• 重い物を持てない、力が入らない

• ペットボトルや瓶のフタを開けるときに強い痛みが走る

• 痛みをかばっていたら肘や肩まで辛くなってきた

• 安静にしても治らず不安になる

TFCC損傷は「手首をひねった」「強くついた」ことが原因と思われがちですが、本当の根本はそれだけではありません。

TFCCは手首の小指側にある軟部組織の複合体で、衝撃吸収と安定性を担っています。

しかし実際には、TFCCそのものが急に損傷するのではなく、手首が本来の位置で支えられない歪みが背景に存在します。

肩が巻き肩になり、肘がねじれ、手首が外側に倒れた状態が続くと、TFCCへ常に偏った負担がかかります。

その状態で家事や作業を行うことで、わずかな動作でもTFCCが挟まったり引き伸ばされたりし、損傷へとつながるのです。

つまり、問題は“手首単体”ではなく全体が正しい軌道を失っていること。

湿布や安静、手首だけの施術で改善が不十分な理由がここにあります。

ＴＦＣＣ損傷
（三角線維軟骨複合体損傷）

TFCC損傷は、手首の小指側にある三角線維軟骨複合体が損傷することで起こります。

原因は転倒やスポーツでの衝撃、または長期間にわたる手首の酷使などさまざまです。

初期は違和感や軽い痛みですが、進行すると物を持つ、ひねる、押すといった日常の動作で強い痛みや不安定感が生じます。

損傷部分の血流が悪いこともあり、自然治癒しづらく、放置すると慢性化しやすいのが特徴です。

さらに、肩や肘の動きが悪いことで手首に過剰な負担が集中するケースも多く、局所だけの治療では改善が難しい場合があります。

「ドアノブをひねる」
「雑巾をしぼる」がつらい…

TFCC損傷の大きな落とし穴は、痛い部分だけを守る対処をしてしまうことです。

固定・安静・湿布・注射は一時的に痛みを抑えますが、手首に負担が集中する原因が残ったままでは再発しやすく、

日常生活を続ければ負担が戻ってしまいます。

また、手首だけの施術やリハビリも根本改善には不十分です。

なぜなら、TFCCは腕全体のねじれや肩の巻き込みによって過剰負荷が作られるため、局所の対処だけでは改善しないからです。

さらに、痛みを我慢して家事や仕事を続けるとTFCCがさらに擦れ、状態が悪化する可能性があります。

誤った対処が慢性化を招き、手首が動かせなくなるほど悪化するケースも珍しくありません。

TFCC損傷の本質的な原因は、手首そのものではなく 肩→肘→手首の連動が歪み・捻れによって崩れ、

TFCCに過剰な負担が集中してしまう構造 にあります。

肩が内巻きになると腕が内旋し、肘が内側にねじれ、手首は小指側に倒れやすくなります。

この倒れた位置で日常動作を行うと、TFCCが常に引き伸ばされたり挟まれたりする状態になり、軽い動作でも痛みを

感じるようになります。

さらに、前腕の筋膜が固くなると手首の動きが制限され、TFCCに偏ったストレスが加わります。

手首だけに施術しても改善しないのは、腕全体の配列が崩れたままで腱や軟部組織が正しい位置で働けないためです。

根本改善には、肩・肘・手首の軌道を再構築し、負担を分散させることが不可欠です。

無痛バランス整体では、TFCC損傷を手首の炎症として扱うのではなく、全体の軌道が乱れたことでTFCCに

過剰な負担がかかっている状態 と捉えます。

だから！！ 手首だけの施術では根本改善に届きません。

まず、肩甲骨と肩関節を整え、腕のスタート地点である肩のねじれを修正します。

肩の巻き込みが改善されると肘の配列が正しい位置に戻り、手首に伝わる不要なストレスが減少します。

次に、肘の内外旋のバランスを整え、前腕の筋膜の緊張を解いて、手首が自然に動ける環境をつくります。

手首周囲では、TFCCに負担を集中させている橈尺関節の配列を整え、軟部組織が押しつぶされない位置へ誘導します。

これにより、TFCCへの圧力が軽減されひねり動作の痛みが緩和されやすくなります。

さらに、頚椎・頭蓋骨の調整によって腕へ向かう神経伝達の乱れを整え、身体が自ら回復できる状態へ導きます。

腕全体が一連の動きでバランスよく働くようになると、TFCCに集中していた負担が分散され、日常動作が楽になり

、再発しにくい手首へと変わっていきます。

①ドアノブや瓶のフタを回す痛みが軽減しやすい

TFCC損傷では、手首の回す動作で鋭い痛みが走るため、ドアノブや瓶のフタを開ける動作が大きなストレスになります。

無痛バランス整体では肩・肘・手首の連動を整えることで、手首の回旋がスムーズに行える軌道へ戻します。

これにより、回す動作でのTFCCへの負荷が減り、日常動作での痛みが軽くなりやすくなります。

家事や生活動作が以前より楽に感じられ、手首の不安が減っていきます。

②手をついた瞬間の鋭い痛みが出にくくなる

TFCC損傷の方は、手をつく瞬間にズキッと強い痛みが出るのが特徴です。

無痛バランス整体は、手首に負担が集中してしまう腕全体の歪みを整え、TFCCにかかる圧力を分散させます。

前腕の筋膜の緊張を取り除き、橈尺関節の配列を整えることで、手をついたときの衝撃が一点に集中しなくなります。

その結果、負担が大きく減り、手をつく動作が怖くなくなるというメリットがあります。

③家事・料理・タオル絞りなどの痛みが改善しやすい

タオルを絞る、料理をする、鍋を持つなど、手首をひねる動作はTFCC損傷を悪化させやすいものです。

無痛バランス整体では、肩→肘→手首の軌道を整え、手首のひねり動作に無理がかからない状態を作ります。

腱や軟部組織が摩擦を受けにくい構造へ戻るため、日常生活の動作がスムーズになります。

痛みを気にせず家事ができるようになることで、生活の快適さが大きく向上します。

④炎症が引きやすく、回復力が高まる

TFCCは血流が少ない組織であるため、自然治癒が起こりにくい特徴があります。

無痛バランス整体では、腕全体の歪みを整えてTFCCにかかる負担を減らすだけでなく、姿勢や神経伝達の乱れを改善することで、

血流や自律神経の働きも整いやすくなります。

結果として、炎症が落ち着きやすく、身体が本来持つ回復力が高まり、長引く痛みの改善を助けます。

⑤再発しにくい「強い手首」へ変わる

TFCC損傷は再発が非常に多い症状ですが、その理由は手首に負担を集中させる構造が残っているためです。

無痛バランス整体では、肩・肘・手首の配列を根本から整えることで、TFCCに過度のストレスがかかりにくい状態を作ります。

手首が本来の位置で安定し、動作がスムーズに戻るため、「また痛くなるのでは」という不安が大幅に減ります。

日常生活を安心して送れる手首へと変化します。