-インピンジメント症候群 - お悩みを根本改善するなら『無痛バランス整体』松村接骨院

腕を上げると刺すような痛みが出る
洗濯物を上げ下げするのがつらい
背中に手を回す動作ができない
肩をかばい首・背中まで重だるい

肩関節インピンジメント症候群は、「肩が炎症を起こしているだけ」「使い過ぎだから安静にすれば良い」と思われがちです。
しかし、この考えが9割の方が知らない大きな落とし穴になっています。
実際には、肩だけを安静にしても、薬を飲んでも、電気を当てても、一時的な変化に留まり、根本的な改善に繋がらない
ケースが非常に多いのです。
なぜなら、この症状の真の原因は 肩の炎症そのものではなく、肩が「挟まる構造」になってしまった身体のバランス にあります。
肩が前に巻き込み、肩甲骨が動かず、肋骨や背中が硬くなり、骨盤の歪みが全身に連動し、結果として
「肩が挟まるしかない状態」ができあがります。
肩の痛みは結果であり、そこに至るまでの体全体の歪みと捻れこそが原因なのです。
だからこそ、肩だけを押したり揉んだりしても治りません。
むしろ悪化する人もいます。
本当に必要なのは、肩の構造上の挟み込みを解放するために、全身の歪み・捻れ・筋バランス・内臓の位置・神経の流れまで
整えるアプローチなのです。
インピンジメント症候群とは

腕を挙上するときに肩の上側の空間で軟部組織が挟まりやすくなり、痛みや引っかかり感が出る状態を指します。
主に肩峰と上腕骨頭の間で、腱板(とくに棘上筋)や肩峰下滑液包、上腕二頭筋長頭腱などが機械的ストレスを受けやすい状況。
特徴として、ある角度帯での痛み(ペインフルアーク)、上方動作や背中に手を回す動きの困難、夜間痛などが挙げられます。
原因は一つではありません。
肩甲骨の動き(上方回旋・後傾・外旋)の不足、胸椎の後弯優位、上腕骨の内旋優位、前胸部筋群の過緊張、
腱板のタイミング不良など、複数の因子が重なりやすいのが実際。
50歳以降は組織の柔軟性低下や生活動作の偏りも影響しやすく、家事・趣味・仕事の積み重ねで症状が長引くことがあります。
肩が挟まるように痛む
洗濯物を干す、髪を結ぶ
肩を動かすのが怖くなる・・・
肩関節インピンジメント症候群は、一般的に「肩を動かしすぎたから起こる」と考えられがちですが、この認識は大きな誤解です。
肩の痛みが出ると「肩を安静に」「肩を温める or 冷やす」「肩の筋トレをする」「肩だけを集中的にマッサージする」
という対策をとる方が多いものです。
しかしこれらは、実は改善を遅らせてしまう落とし穴になることがあります。
特に肩だけのマッサージや強い押圧は、炎症を悪化させたり、さらに挟まりやすい構造を助長してしまったりする可能性が
あり注意が必要です。
また、「肩が痛いから肩の筋力を強くした方が良い」と考え、自己流でトレーニングを始めることで、
かえって動作の癖が強くなり、痛みが慢性化するケースも少なくありません。
そして最も多いのが、「肩に異常がないと言われたから様子を見る」 という判断です。
レントゲンでは骨の隙間が狭い程度では異常と見なされず、湿布や痛み止めだけで終了してしまう。
しかし、筋・筋膜、関節のアライメント、肩甲骨の滑走性など、レントゲンでは映らない重要な原因が隠れていることが多いのです。


肩関節インピンジメント症候群の本当の原因は、肩そのものではありません。
最大の原因は 全身に連鎖的に広がる「歪みと捻れ」 にあります。
身体の歪みや捻れは、実は手足など末端から始まります。
足首のわずかなねじれ、膝の角度のズレ、股関節の内外旋の偏りなどが少しずつ蓄積され、骨盤に影響し、背骨へ、
肩甲骨へ…と波のように全身へ広がっていきます。
このねじれの連鎖が進むと、本来スムーズに動くはずの肩甲骨が動かなくなり、肩だけで腕を上げる動作が増えます。
本来は 肩甲骨と肩関節がセットで動く「肩甲上腕リズム」 が必要ですが、このリズムが崩れると肩関節に負担が集中し、
挟まるしかない構造になってしまうのです。
さらに歪みは内臓の位置、血管・神経の走行、自律神経の働きにまで影響します。
胸郭が硬くなれば呼吸が浅くなり、肩が更に前へ巻き込みます。
肋骨や横隔膜の位置が変われば、肩周囲の筋肉が常に緊張し、滑走性が低下します。
これらが積み重なり「肩が痛まざるを得ない身体環境」ができあがります。
つまり肩の痛みは結果であり、原因は身体の中心へ向けて進む 捻れと歪みの連鎖現象 なのです。

だからこそ必要なのが、ただ痛い肩だけを施術するのではなく、痛みを生む身体環境そのものを整える 全身バランスアプローチ です。
無痛バランス整体では、肩を挟んでいる構造的な原因を解除するため、骨格・関節・筋肉・筋膜・内臓・神経・エネルギーまでを
総合的に整えます。
特に、肩甲骨と胸郭の滑走性を高める施術は、インピンジメントの改善に極めて重要で、これにより「挟まりにくい肩の軌道」が自然に取り戻されます。
また、骨盤・背骨の歪みを整えることで、肩へ集中していた負荷が全身に分散され、肩が「頑張りすぎる状態」から解放されます。
頭蓋骨調整では一次呼吸が整い、自律神経が安定し、全身の筋緊張が和らぐため肩の改善スピードが大きく変わります。
さらに、弱くなった筋肉を働ける状態にし、過緊張している筋肉を緩めることで「正しい関節運動」が戻り、
自然と痛みの出ない動作が再獲得されます。
多くの整体が痛いところだけを触る中、無痛バランス整体は 肩が痛くなった背景まで整える施術 を行うため、
再発しにくい体へ変わっていくのが特徴です。
「どこへ行っても改善しなかった」
「もう一生この痛みと付き合うと思っていた」
そんな方が改善を実感していく理由は、肩だけの問題ではなく身体全体の機能を取り戻すアプローチにあります。


肩だけを治そうとすると、かえって動かしにくくなるケースがあります。
肩甲骨・肋骨・胸郭・骨盤など肩を上げるために必要な全身の連動を正常化していくため、腕が自然と軽く上がり始めます。
「頑張って上げる肩」から「スッと上がる肩」へ変わるのは、身体全体の歪みと捻れが解消され、
挟まりやすい構造が取り除かれるからです。
動作の度に肩が軽さを取り戻し、痛みも次第に薄れていく実感が得られます。

インピンジメントの大きな悩みが夜間痛です。
肩への負担を生む歪みを取り除き、筋・筋膜の緊張が自然に緩むため、寝返りで痛みに起きてしまう回数が減っていきます。
胸郭や肩甲骨の滑走性が高まり、肩関節のスペースが広がることで「圧迫されにくい状態」に変わります。
結果として眠りの質が向上し、翌朝の肩のこわばりも改善へ向かいます。

肩だけ治す施術では、一時的に良くなっても再発しやすいものです。
しかし全身の連動が整うと、日常の何気ない動作でも肩に負担が集中しなくなります。
筋肉・関節・神経が正しい軌道で働くため、肩が自然に守られた状態になります。
「痛みをかばう動作」がなくなり、毎日の生活そのものがリハビリとなって改善が進む体へ変わっていきます。

洗濯物を干す、荷物を持ち上げる、高い棚に手を伸ばす。
これらの動作がラクになるのは、肩関節の挟み込みが減り、動きが滑らかになるためです。
肩だけでなく体幹・肩甲骨・骨盤が連動することで、動作が軽くなり疲労も溜まりにくくなります。
「痛みをかばう」生活から解放され、活動量が自然と増え、毎日が前向きに変化していきます。