• 足を引きずるように歩いてしまい、外出がおっくうに感じている

• 朝起きて立ち上がるとき、股関節に鋭い痛みが走る

• 階段の上り下りがとてもつらい

• レントゲンでは異常がないのに、慢性的な痛みが続いている

• 手術を勧められたが、できるだけ避けたい。

股関節が痛むと、多くの人は「軟骨がすり減ったから」「年齢のせいだから」と考えがちです。

股関節痛とは

股関節症や変形性股関節症は、骨盤と大腿骨の間にある関節がスムーズに動かなくなり、「歩く・座る・立ち上がる」といった動作で痛みが出る状態をいいます。

初期には違和感やこわばりを感じる程度ですが、進行するとズキズキとした痛みや可動域の制限が強くなり、日常生活にも支障をきたすようになります。

特に女性に多いのが「臼蓋形成不全（きゅうがいけいせいふぜん）」と呼ばれる状態です。

これは生まれつき骨盤側の受け皿が浅く、関節に負担がかかりやすいことが原因。

さらに加齢による筋力低下や姿勢の崩れ、長年の立ち方・歩き方のクセが重なり、関節に不自然な圧がかかって炎症を起こしてしまいます。

このように、股関節の痛みは単なる「局所の問題」ではなく、全身のバランスの崩れから始まります。

だからこそ、「股関節だけを治療する」アプローチでは本当の改善にたどり着けないのです。

体の歪みと捻れは、実は「足先」から始まります。

長年の姿勢や歩き方、合わない靴によって足首がわずかに傾き、そのねじれが膝、股関節、骨盤へと波及していきます。

特に股関節は、体の重心を支える要。

ここがねじれると、骨盤が左右で非対称になり、背骨がそれを補正しようと反対方向に歪みます。

やがて背中や首、頭蓋骨の位置までズレが生じ、全身のバランスが崩壊していくのです。

この「ねじれの連鎖」は、筋膜や内臓、神経にも影響します。

内臓の位置がわずかに下がることで腹圧が乱れ、血流やリンパの流れが滞る。

結果として、関節周囲の組織に炎症が起こりやすくなります。

つまり、股関節の痛みを根本から改善するには、骨や筋肉だけでなく「全身のねじれ」を整え、本来の「軸」を取り戻す必要があるのです。

効果は個人差があり、効果効能を保証するものではありません。